【動画2分】高橋一生、松たか子、多部未華子らが豪華共演 NODA・MAP『兎、波を走る』6月17日に東京芸術劇場プレイハウスで開幕/全公演 当日券販売あり
NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』(撮影:篠山紀信)
NODA・MAP『兎、波を走る』が6月17日(土)に東京芸術劇場プレイハウスで開幕した。出演は高橋一生、松たか子、多部未華子など。
本作はNODA・MAPの2年振りの書き下ろし最新作。「“潰れかかった遊園地”を舞台に繰り広げられる “劇中劇(ショー)”のようなもの」という設定で、そこにアリスが登場し、ある“世界的な稀代の劇作家”まがいの人間が2人からんでくるという。
出演は、高橋一生、松たか子、多部未華子、秋山菜津子、大倉孝二、大鶴佐助、山崎一、野田秀樹など。
本作の公開舞台稽古が行われた。
以下はこれを収録・抜粋したもの。【動画2分】
高橋一生 コメント
開演前、野田さんから皆に改めて「言葉を大事にしてほしい」という話がありました。それを念頭に、今日はとても落ち着いてこれまでと同じようにやれました。僕が発したひと言で、お客様が虚構の世界から現実にぐっと引っ張られる瞬間を感じたような気がします。野田さんの演劇の力のすごさと、それを構築するチームワークの重要性をしみじみ実感しました。劇場で圧倒され、受け取ったものを帰り道や家で改めて感じる……そんな観劇体験ができる作品だと思います。
松たか子 コメント
「ああ、初日が開いた、よかった」というのが、今の率直な気持ちです。ワークショップ、稽古場での稽古、劇場入りしてからの稽古……そういった全てを経た上での初日だったなという感覚があります。お客様も緊張されていたと思うんですけれども、最初からたくさん笑ってくださって、役者それぞれが各々の役目を果たせているのだなと感じられて力をもらいました。まだまだ公演は続きます。劇場でお待ちしています。
多部未華子 コメント
「始まってしまった」という気持ちです。これから回数を重ねていく中で、自分がどうなっていくかもわからない。そんな未知の世界へのスタートを切ったなと感じています。まだいっぱいいっぱいで、手応えもお客様の反応を感じる余裕もありません。きちんと伝えなければいけないことを背負った複雑な役柄ではありますが、野田さんの作品の一員として舞台に立っていることを楽しめるところまでいきたいなと思います。明日からもまた頑張ります。
野田秀樹 コメント
他者の人生を預かっている作品なので、今回はことさらに、ちゃんと届けなくてはという思いが強くありました。それだけに、後半、客席の空気がズーンと重たくなって以降、これはいいことなのか?どうなんだ?と内心ドキドキしていたんですが、客席からの拍手の第一音を聞いて、これは嘘じゃない拍手だな、いい芝居になってよかったと感じました。今後も気を引き締めて、素晴らしい役者たちと最後の1ステージまで真摯に届けていきます。
NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』(撮影:篠山紀信)
NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』(撮影:篠山紀信)
NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』(撮影:篠山紀信)
本公演は、7/30(日)まで東京で上演。その後は大阪・博多で上演される。
また、全公演にて当日券が販売されるとのこと。
公演の詳細は公式サイトで。
https://www.nodamap.com/usagi/
(文:エントレ編集部)
NODA・MAP第26回公演『兎、波を走る』
【作・演出】野田秀樹
【出演】
高橋一生 松たか子 多部未華子
秋山菜津子 大倉孝二 大鶴佐助 山崎一 野田秀樹
秋山遊楽 石川詩織 織田圭祐 貝ヶ石奈美 上村聡 白倉裕二
代田正彦 竹本智香子 谷村実紀 間瀬奈都美 松本誠 的場祐太
水口早香 茂手木桜子 森田真和 柳生拓哉 李そじん 六川裕史
菊沢将憲(スウィング) 近藤彩香(スウィング)
2023年6月17日(土)〜7月30日(日)/東京芸術劇場プレイハウス
2023年8月3日(木)〜8月13日(日)/新歌舞伎座
2023年8月17日(木)〜8月27日(日)/博多座