数々の舞台衣裳を目の前で楽しめる 初台アート・ロフト『時空をこえて-Across Time and Space-展』が4月5日から新国立劇場オープンスペースで無料開催
初台アート・ロフト『時空をこえて-Across Time and Space-展』オペラ「アイーダ」(c)田中亜紀
数々の舞台衣裳を目の前で楽しめる 初台アート・ロフト『時空をこえて-Across Time and Space-展』が4月5日から新国立劇場オープンスペースで無料開催される。開催は8月下旬まで。
時空を超えた人生の旅を構想する屋根裏部屋「初台アート・ロフト」は、アート作品である舞台衣裳に光を当て、新たな物語を創造するプロジェクト。
2019年にスタートした後、舞台衣裳展「ファンタジー展」「パラード展」「生命の木展」「神話への旅展」「想像力と技-素材と型-展」を実施。新国立劇場で上演されたオペラ、バレエを中心に数多くの衣裳が展示されてきた。
初台アート・ロフト『時空をこえて-Across Time and Space-展』オペラ「マノン」(c)田中亜紀
今回の衣裳展のテーマは『時空をこえて-Across Time and Space-』。時代や場所(空間)をこえた舞台作品がどのように受容され、舞台衣裳に表現されていったのか、という視点から舞台衣裳の魅力に迫る。
初台アート・ロフト『時空をこえて-Across Time and Space-展』バレエ「白鳥の湖」オブジェ(c)田中亜紀
今回は、新国立劇場開場25周年記念公演として4月5日より上演されるオペラ『アイーダ』(1998年初演)をはじめ、オペラ『イル・トロヴァトーレ』(2001年初演)、『エレクトラ』(2004年初演)、『マノン』(2001年初演)、バレエ『パゴダの王子』(2011年初演)、『シンデレラ』(1999年初演)、『ラ・バヤデール』(2000年初演)、『ラ・シルフィード』(2000年初演)、演劇『天守物語』(2011年初演)などの衣裳が展示される。衣裳を着ているマネキンの「ヘッド」に「ワイヤー・アート」を取り入れているのも今回の大きな特徴の一つだ。
初台アート・ロフト『時空をこえて-Across Time and Space-展』ゲスト参加アーティスト作品(c)田中亜紀
初台アート・ロフト『時空をこえて-Across Time and Space-展』三浦洋子「Lady-Triceratops」(c)田中亜紀
また、ゲストアーティストの参加作品として、三浦洋子氏、吉原顕乃氏、Mitsuru氏、塚本倫子氏による作品も合わせて展示されている。
会期中には初台アート・ロフト」展示関連のワークショップ、講演会などの催し物を予定しているとのこと。
詳細は公式サイトで。
https://www.nntt.jac.go.jp/centre/news/detail/62_019506.html
(撮影:田中亜紀、文:エントレ編集部)
初台アート・ロフト『時空をこえて-Across Time and Space-展』
【会期】2023年4月5日~2023年8月下旬まで
【会場】新国立劇場 1階メインエントランスホールおよび、2・3階ギャラリー
【料金】無料
公式サイト
https://www.nntt.jac.go.jp/centre/news/detail/62_019506.html