シェイクスピアの人気作 音楽と幻視に彩られた世界 文学座公演『夏の夜の夢』6月29日(木)に紀伊國屋サザンシアターで開幕
文学座『夏の夜の夢』
文学座公演『夏の夜の夢』が6月29日(木)に紀伊國屋サザンシアターで開幕する。
『夏の夜の夢』は幾度となく上演されてきたシェイクスピアの人気作の一つ。シェイクスピア作品『ヘンリー六世』で読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞した鵜山仁が演出を手がけ、音楽と幻視に彩られた世界へ観客を誘う。
出演は石川 武、中村彰男、大原康裕など。
以下は文学座YouTubeで公開された鵜山仁のコメント動画。
STORY
アテネ公シーシュースとアマゾン国のヒポリタとの結婚式が間近に迫っている。結婚式の余興をするために、6人の職人が森に集まることにする。恋仲の若者たちハーミアとライサンダーは、ハーミアの父イージーアスから結婚を反対されている。イージーアスはディミートリアスという若者とハーミアを結婚させようとし「父の言いつけに背く娘は死刑とする」という古い法律に則って、シーシュースに娘ハーミアを死刑にすることを願い出る。シーシュースは悩むものの、自らの結婚式までの4日を猶予とし、ディミートリアスと結婚するか死刑かをハーミアに選ばせる。ライサンダーとハーミアは駆け落ちして森で会うことにし、ハーミアはこのことを友人ヘレナに打ち明ける。ディミートリアスを愛しているヘレナは二人の後を追う。
かくして、10人の人間が、夏至の夜に妖精の集う森へ出かけていくことになる。
森では妖精王オーベロンと女王タイテーニアが喧嘩の最中。機嫌を損ねたオーベロンはパックを使って、タイテーニアのまぶたに花の汁から作った媚薬をぬらせることにする。
恋に盲目となった人間たちと、そそっかしい妖精たちが巻き起こす大混乱の行く末は…。
なお、以下の日程でアフタートークが行われる。
6/30(金)浦井健治(俳優)×鵜山 仁(演出)
7/2(日)野田 学(明治大学教授 国際演劇評論家協会日本センター)×鵜山 仁(演出)
7/4(火)出演者
公演の詳細は公式サイトで。
http://www.bungakuza.com/midsummer/index.html
(文:エントレ編集部)
文学座『夏の夜の夢』
【作】ウィリアム・シェイクスピア
【訳】小田島雄志
【演出】鵜山 仁
【出演】石川武、中村彰男、大原康裕、今村俊一、横山祥二、石橋徹郎、清水圭吾、吉野実紗、池田倫太朗、奥田一平、小谷俊輔、平体まひろ、渡邊真砂珠
2023年6月29日(木)~7月7日(金) /東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
公式サイト
http://www.bungakuza.com/midsummer/index.html