カミーユ・クローデル没後80年記念公演 幻想芸術集団 Les Miroirsによる舞台『ガラテイア』5月6日(土)に静岡県立美術館にて無料公演
カミーユ・クローデル没後80年記念公演「ガラテイア」
幻想芸術集団 Les Miroirsによる舞台『Galateia -ガラテイア-』が5月6日(土)から静岡県立美術館講堂で無料で上演される。
近代彫刻の祖と謳われるオーギュスト・ロダン。
本作はロダンの恋人でもあった愛弟子カミーユ・クローデルの作品とほとんど同じ構図で彫られ“ガラテイア”と名付けられた乙女像の謎を、神話に準えてドラマティックに紐解いてゆくオリジナル作品だ。
2020年上演時の舞台写真
2020年に都内劇場で上演した際のオリジナルキャストに加え、今回はフルート奏者の佐藤まどかを迎える。
カミーユ・クローデル没後80年にあたる本年、ロダンの彫刻作品のみを展示した“ロダン館”やクローデルの複製作品を有する静岡県立美術館にて無料公演を行う。
大理石で彫り上げた乙女の像に命が吹き込まれる、
ピュグマリオンとガラテイアの神話―
夜のアトリエで、
彫刻家はその美しい弟子をモデルに“ガラテイア”を彫っている。
石を打つ音が甘やかなワルツを刻む、閉ざされた時…
しかし、やがて作品を巡って繰り返される衝突から
目を背けるかのように彫刻家はより製作に打ち込み、
遂には自ら造り上げたガラテイアが
命を得て語り動く幻想を抱くようになってしまう。
囁くのは君か、大理石の唇か。
会場である静岡県立美術館は、本作品に所縁の深い彫刻が数多く展示されています。巨匠の息吹を間近に感じられる空間で、この記念の年に再び「ガラテイア」が上演出来ることを非常に光栄に感じます。
前作より更に成長めざましいヒロインの武川美聡、見事な肉体美と表現力で彫刻・ガラテイアを演じる中川朝子さん、尊敬するベテラン勢である榎本淳さんと坂本育子さん、情感溢れる演奏の佐藤まどかさん…素晴らしいキャスト達、そして美術館と静岡文化財団様の協力を得て上演させて頂きます。どうぞお楽しみに!
本作は5月6日(土)から静岡県立美術館講堂で上演される。
詳細は公式サイトで。
http://les-miroirs.jp
(文:エントレ編集部)
幻想芸術集団 Les Miroirs『Galateia -ガラテイア-』
【作・演出】Louis.A
【出演】武川美聡/ 朝霞ルイ/中川朝子/榎本淳/ 坂本育子/佐藤まどか(フルート)
2023年5月6日(土)~5月6日(土)/静岡県・静岡県立美術館講堂